【福岡県立大学】「紙芝居を通じて見る筑豊の歴史」 王塚跣原作、服部団次郎改作『筑豊一代』
終了

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教育

公開講座

開催日時 2022年2月18日 17時00分 ~ 18時30分
開催場所 オンライン
参加費 無料
主催者 福岡県立大学
お問い合わせ 福岡県立大学 附属研究所 (TEL:0947-42-1326(福間))
特記事項 申込方法:チラシに掲載されているQR コードからお申込みください。(Zoom の URL は後日送付いたします)
関連リンク 福岡県立大学ホームページ(外部リンク)
関連ファイル 「紙芝居を通じて見る筑豊の歴史」チラシ

内容

講 演 :「筑豊の歴史と体験を語る意味を考える」
講師 :細井勇(福岡県立大学特任教授)
紙芝居 :紙芝居『筑豊一代』
上演 :大西広幸(川崎町在住の紙芝居師)

筑豊は日本の代表的産炭地であり、日本の戦後の経済復興を支えたのが筑豊の炭鉱労働者であり、その過酷な労働でした。1960 年前後、政府の石炭から石油へのエネルギー政策の転換によって、炭鉱労働者は労働の場を失うことになりました。炭坑閉山による炭住生活者の困窮、そこで起こったのが学生達による「筑豊の子供を守る会」でした。大西広幸(当時東京神学大学学生)さんは、この運動に参加することを契機に川崎町に入り、炭住で子ども会活動を担い、卒業後は川崎町に居住し、紙芝居をはじめ、40 年になります。
炭鉱労働者の復権を願った牧師服部団次郎は、1970 年に「炭鉱犠牲者復権の搭」の建設運動に乗り出します。紙芝居を通じて資金集めをしようとしました。小説『筑豊一代』を書いた筑豊の作家王塚跣はこれに協力、さらに炭鉱絵の画家山本作兵衛が協力することになり、紙芝居『筑豊一代』が誕生しました。この紙芝居をもって資金集めに奔走したのが大西広幸さんです。
皆さまとともに、紙芝居を通じて、筑豊の歴史、それを語ることの意味を考えていければと思います。